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by hitoribune
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編集後記

 約2年間、週刊でお送りしてきました「週刊ひとりびゅーん」も今回が最終回です。特にコンセプトも決めず、執筆者それぞれが勝手に書いていただけですので、なんじゃこりゃ的なメールマガジンになっていたと思います。最初から読んでいただいている方々、100回もお付き合いいただきありがとうございました。最初からではない方々もかなりの忍耐力だと思います。ありがとうございました。

 このメルマガの言いだしっぺは編集長で、執筆者2名+αを勝手に巻き込み2年間も拘束してしまいました。しかも無給です。いい迷惑だったと思います。ありがとうございました。

「週刊ひとりびゅーん」はこれで最後ですが、次は月刊のウェブマガジンを作ろうかと勝手に考えています。その際はまたご連絡しますので、興味のある方は見ていただければと思います。

 ご愛読ありがとうございました。
# by hitoribune | 2010-10-24 14:48 | Information
FILE 100:2人の男
No.100 オギヤハギ的な平和主義者たち_f0186271_1447146.jpg

 今からおよそ10年前に、とある本を作る会社で働き始めた。ほとんどバイトもろくにしたことがなかったので、事実上、初めての社会人経験に等しかった。そこでの同期はみんな女の子だったこともあり、一番年齢が近かったのが2人の先輩だった。

 入社して数日後の昼食に、その2人の先輩についていった。

「吉野屋と松屋、どっちが早く行って帰ってこられるか調査しようと思ってるんだ」

 一人の先輩がそんなことを言った。お昼ごはんを一緒に食べに行くとなれば、当然同じ店に行くと思いきや、2人にはそんな常識はなかった。はっきりいって、意味がわからなかった。

 2人の先輩が交わす会話はいつもトンチンカンで、それでいて平和的で、両方がどこかボケているオギヤハギのようなものだった。それでいて趣向がはっきりしていた。一人はヤクルトスワローズをこよなく愛し、中国に関する料理や歴史がこよなく好きで、合気道の達人だった。もう一人は、きちがいといってもいいほど音楽を偏愛し、あらゆる意味でマニアックだった。僕には、これといえるほど好きなものもなく、とてもうらやましいと思った。

 ある時、前川さんという先輩(FILE001で登場)が海外に旅立つことになり、3人でガイドブックを作って送ろうということになった。仕事の合間や夜中に、こっそりと作業をして、伝説のガイドブック「虎の巻」は完成した。基本情報を一切無視した、極私的な偏った情報しかないそのガイドブックで、前川さんは本当に旅をした。そして、その悪魔的な魅力ゆえに、ある意味帰らぬ人になってしまった(生物的には生きている模様)。

 この一連の出来事を経て、僕は本作りとは何かについて学んだ気がしている。長い休息を経て、「虎の巻」の第2弾として、このサイトが開設されることになった。そして、今回で100回目を迎え、ひとまず終了するはこびとなった。これからどこに向かっていくのか。それは、当人達にもわからないところだ。
# by hitoribune | 2010-10-24 14:47 | 珍奇人図鑑(のぐさ)

LOMO

Photo 131 LOMO
LOMO_f0186271_14461025.jpg

iPhoneにロモのアプリがありました。もうこれで十分です。ようやくロモを棄てられます。粉々にして棄てます。ありがとうございました。エイフェックスツインのFLIM聴きながら撮った一枚です。

(僕たち銀河系ロモ倶楽部 c.c.check)
# by hitoribune | 2010-10-24 14:46 | ロモ的写真日記(C.C.check)